痛風は、血液中の尿酸濃度(これを「血清尿酸値」と言います)が高くなることで起きます。
つまり、血清尿酸値が高くなれば痛風になりますが、低ければなりません。では、尿酸値の基準はどれぐらいで、どの程度まで上がれば痛風は起きるのでしょうか。

1.尿酸値の基準値

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会社等で健康診断をすると、35才到達者および40才以上の方は血液検査を行います。
その結果をよく見て下さい。「血清尿酸値」あるいは「UA」と書かれている部分があるはずです。

その基準値はどれぐらいかと言うと、男女で若干違っており、基準値は次のとおりです。
・ 男性:3.8~7.5mg/dL
・ 女性:2.4~5.8mg/dL
男性のほうが高いのは、男性は概して女性より体格がよく筋肉が多いためで、生成される尿酸も多くなるからです。

2.7.0を超えたら危険レベル!痛風発症に注意しましょう

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通常、痛風が起きる可能性が高くなる危険レベルは、8.0ぐらいと言われています。
となると、尿酸値が7.5や7.9なら「まだ大丈夫」と思われそうですが、実は、7.0を超えたら危険だと思って下さい。生活に改善が必要です。

なぜかと言うと、尿酸が血清に溶ける最大濃度は7.0なのです。
つまり、7.1を超えると、尿酸は結晶化して血液中に個体として漂い、腎臓にたまったり、関節にたまったりして炎症を起こす元になります。
痛風で最も痛くなる部位は足の親指の付け根ですが、ここが痛くなる原因の一つは、体温が低く尿酸が結晶化してたまりやすいからです。

分かりやすいイメージで言うと、水に食塩をどんどん溶かしていったとき、初め食塩は完全に溶けて水は透明なままですが、やがて溶けきれずに食塩の結晶が目に見えるようになってきます。これと同じように、血液中に針の形をした尿酸結晶ができてしまうのです。
尿酸値が7.0を超えたら、血液はこうなっていると考えて下さい。考えると怖いですね。
これが高尿酸血症です。

3.高尿酸血症は痛風の前段階

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血清尿酸値が上がるには幾つもの要因があり、年齢、肥満、高カロリー食などの美食、過食や過飲、プリン体を多く含む食品の食べ過ぎ等です。
これらの原因のどれが直接尿酸値上昇に働くかは、人や体質によってまちまちですが、多くの場合は、これらの幾つかが複合的に働いて、血液中の尿酸値が上がってきます。

高尿酸血症には、自覚症状はありません。したがって、気づかないうちにじわじわと進行してしまうのが怖いところですね。
そして、この段階ではまだ痛風の発作は起きません。高尿酸血症と痛風との違いは、激しい痛みを伴う発作が起きているかいないかであって、起きていないのが高尿酸血症、1度以上発作が起きている場合が痛風です。

しかし、高尿酸血症になればすぐ痛風になるわけではなく、数年間その状態が続いてからでないと痛風発作は起きないようです。
よく考えれば、この時期も怖いと言えます。静かに、自覚症状もなく、尿酸が体のあちこちに結晶としてたまり始まっているのです。
個人差はありますが、この時期に足の親指の付け根が何となく痛く感じたり、その部分がわずかずつ膨らんでいたりする場合があります。
ただし、高尿酸血症であるかどうかを最も正確に示すのは血液検査による血清尿酸値ですから、血液検査をした場合は、必ずチェックしましょう。

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