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アルコールは、心をリラックスさせ、体を温め、適量なら血管を広げて血圧を下げるなどの優れた効果があります。
しかし、なかなかそうはいかないのが世の常。飲み過ぎたり、常習したりして、つい飲み過ぎてしまうことがありますね。
そうなると、アルコールは肝臓ばかりでなく腎臓にも悪い影響を与えますし、痛風にとってもいいとは言えません。
アルコールと痛風との関係を考えてみましょう。

1.お酒の種類とプリン体

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アルコールと痛風についてよく知られているのは、「ビールは痛風によくない」ということです。
それはビールに含まれているプリン体であり、体内で分解されると尿酸に変化してしまうからです。
それをふまえれば、アルコールの中で特にプリン体を多く含むビールは、あまり飲まないほうがよさそうです。
それを考慮して、現在市販されているビールの中には、プリン体を大幅にカットしたものや、プリン体ゼロという商品もあります。
人体から排出される尿酸のうち、食べ物や飲み物由来は3~4割と言われています。つまり残りの6~7割は体内生成されているため、「ビールは絶対だめ」ということはありません。
が、できれば気をつけておきたいですね。

そこで、お酒を飲むなら、プリン体がゼロであるか、ほとんど含まれていないお酒を選びたくなります。
傾向として言えることは、日本酒やワインなど醸造酒にはプリン体が若干含まれており、ウイスキーや焼酎などの蒸留酒にはほとんど含まれていません。
したがって、お酒を飲みたい場合は、ビールや日本酒はやめ、焼酎やウイスキーを何かで割って飲むといいでしょう。

参考までに、代表的な醸造酒と蒸留酒をあげておきます。
 ・醸造酒(プリン体が多い): ビール、日本酒、ワイン、紹興酒、マッコリ
 ・蒸留酒(プリン体が少ない): 焼酎、泡盛、ウイスキー、ウォッカ、ジン、ラム酒、テキーラ

2.アルコールが体に与える影響

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醸造酒が痛風に良くないことは分かりましたね。だからといって、蒸留酒ならたくさん飲んでもいいかというと、決してそんなことはありません。
次に、アルコールが体に与える影響について考えてみます。

(1) 肝臓への負担

口から入ったアルコールは、胃や小腸から吸収され、次に肝臓に送られます。
肝臓の酵素の働きにより、アルコールは次にアセトアルデヒドという物質に変化します。
しかし当然ながら、飲むアルコールが多ければ多いほど、肝臓はたくさん働いてアルコールを分解しなければなりません。
長年大量の飲酒をして肝臓に負担をかけると、肝臓は悲鳴をあげてしまいます。その結果、起きるのがアルコール性肝炎、脂肪肝、肝硬変、肝臓ガンなどです。これら病気には他の原因もありますが、大量の飲酒が肝臓に大きな負担をかけることは間違いありません。

(2) 脱水作用

また、お酒を飲んで寝て、夜中に喉が渇いて水を飲んだ経験がある方も多いでしょう。
これはアルコールが持つ脱水作用によるもので、尿がたくさん出るのもそのためです。
しかし、体の水分が外へ出て行くということは、それだけ血液が濃くなることを意味しています。となると、腎臓に負担をかけてしまいますね。

(3) 他の影響

脳の反射神経機能低下などが、研究結果として知られています。
さらには、度数の強いお酒は胃から大腸までの粘膜を溶かしてしまいますので、消化器官が炎症や潰瘍を起こすことがあります。たくさん飲んでもおなじことで、やがてはガンの一因にもなります。

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3.アルコールは尿酸値を上げる

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このように、アルコールは肝臓をはじめ内臓に負担をかけますが、また一方で、肝臓で分解される過程で尿酸も作られてしまうのです。
そしてそのうえ、アルコールは尿酸を尿中に排出する働きも阻害してしまうことが、研究の結果分かっています。

つまり、
・たとえビールでなくても、アルコールを飲むだけで尿酸値は上がり
・尿酸が尿中に排出されにくくなり
・脱水作用があるために血液や尿を濃くしてしまい、腎臓にも負担をかける
と、痛風にとってはトリプルパンチで悪影響を及ぼしてしまいます。

したがって、
「ビールは痛風によくない」は正しいですが、
「焼酎なら、痛風でも飲んで大丈夫」は大きな間違いです。
アルコール自体が痛風にとっては良くないということが言えそうです。

さらに、(と書くと「まだあるのか」と思われそうですが)お酒と一緒に食べるつまみには味の濃いものや油っこいものが多く、そこだけでも摂取カロリーを大きく増やしてしまいます。

3.痛風を発症させないよう適量を守ろう

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ただし、アルコールは脳をリラックスさせることで、コミュニケーションを円滑にしたり、気分を明るくしたりする良い面も持っています。
したがって、痛風にかかっている方や予備軍の方は、少なくとも毎日飲むのは控え、飲んでも適量を守ることが大切です。
そうしないと、尿酸値が上がり、あの猛烈な痛みに襲われるか、痛みはなくとも静かに腎臓機能が衰えていくかという道をたどることになります。

お酒の1回あたり適量は、純アルコール量で20g程度とされています。お酒の種類で言うと、
・ビールなら500ml(中びん1本)
・日本酒なら180ml(1合)
・焼酎なら120ml(2/3合)
・ワインなら180ml(グラス1杯半)
・ウイスキー・ブランデーなら60ml(ダブル1杯)
です。
また、週に2日は「休肝日」をつくり、肝臓を休ませてあげたいですね。

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