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痛風にかかっている方は、痛風腎に代表される合併症にかかりやすくなります。
痛風腎の他には、痛風結石や尿路結石がありますが、これから述べる心臓病や脳血管障害も痛風の合併症です。

1.尿酸値が高い人は血圧や中性脂肪も高い

もともと尿酸値が高くなるのは、男性で、肥満体あるいはがっちりした体格で、中高年が多いです。
原因には遺伝や体質もありますが、長年の食生活や運動などの生活習慣もあります。
しかし、高くなるのは尿酸値だけではなく、血圧や中性脂肪も高くなる方が多いことが長年の研究から分かっています。

すると痛風患者は、尿酸、血圧、中性脂肪という3つの要素によって、常日頃から静かに傷めつけられていることになります。
その中で最も痛い思いをしているのが、血管なのです。もちろん血管には口がありませんから、「痛い」とは言いませんね。
何故かと言うと、尿酸や中性脂肪は血液に乗って全身を回りますし、それらは動脈硬化の原因物質でもあるので、高血圧につながります。
しかし、知らず知らずのうちに血管は痛めつけられ、徐々に危険な状態になってきます。

2.血圧が高いとどうなるか

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尿酸が高くなるような生活習慣を続けていると、肥満がもとで血圧が上がってきます。
しかし血管には、血圧が上がっても、あまり広がらないように防御する働きがあります。広がりすぎては、壁が薄くなって破れてしまうためです。破れては大変ですよね。

次に血管は、高い圧力に負けないように壁を厚くします。これが外側なら血管は狭くなりませんが、厚くなるのは血管内部なのです。
すると、ますます血圧は上がり、血管(主に動脈)は厚く狭くなり、さらに血圧は上がる・・・という状態になります。

3.中性脂肪が高いとどうなるか?

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中性脂肪が高いと、血液はドロドロしたものになります。
すると、血栓となりやすくなり、それは細い血管を通る際に詰まってしまうことがあります。
なぜなら、高血圧患者の血管は、高い圧力に負けないように内部が狭くなっているからで、健康な方の血管に比べて、詰まる可能性が高くなっています。

4.痛風と心臓病

このように、血栓は中性脂肪などが元となってできますが、これが心臓の冠状動脈で詰まると、心筋梗塞となります。
心臓は全身に血液を運ぶポンプの役割をしていますが、心臓自身にも酸素と栄養を供給しないとなりませんね。そのためにあるのが、心臓の表面に何本かある環状動脈です。
血栓がここで詰まると、その先の心臓が動けなくなってしまい、速やかに処置をしないと細胞が死んでしまい、最悪の場合、死に至ります。

5.高血圧による脳血管障害

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脳細胞は、酸素が供給されないと短時間で死滅してしまい、再生されません。
す心臓と同じように、血栓が脳内で詰まると、脳梗塞となります。
ると、治療したとしても、言語や運動機能に障害を残してしまうことがあります。
また、脳の生命維持機能部分で詰まれば、最悪の場合は死に至ります。

血栓でなくても、高血圧の血管壁はもろくなっていますから、破れやすくなっています。脳内の血管が破れれば、脳出血となりますね。

高血圧が怖いと言われるのは、このように、全身に張りめぐらされている血管のどこに損傷を起こすか分からない状態を起こしてしまうためです。

6.痛風との関係

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このように、痛風と中性脂肪の値は密接な関係にあり、中性脂肪は心臓病や脳血管障害を起こしやすくなります。
事実、痛風患者の方の死亡原因の第1位は心筋梗塞などの心臓病で、第2位は脳卒中など血管に関する病気が上位を占めています。

しかも、それだけではありません。
痛風になった方は、いわゆるメタボリックシンドロームの方が多いため、中性脂肪を皮下脂肪でなくて内臓脂肪に蓄積しているのです。
まさに、高尿酸血症からくる痛風、高血圧、肥満などは密接な関係にあることが分かります。

その原因の第一は、ずばり、生活習慣ですね。長年の生活習慣が、連鎖的にいくつもの症状を引き起こすとともに、やがてそれらは重なり合って血管の状態を悪化させ、病気を起こす元となっているのです。

7.痛風による心臓病と脳血管障害の対策

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怖いのは、高血圧の人は薬で血圧を下げても、尿酸値が高ければ血管は痛んでいるということです。

心臓病や脳血管障害にならないためには、なによりもまず、生活習慣を改めることです。
食生活の内容と量、飲酒量。
よく勘違いされるのが、「ビールでなければ大丈夫」というものです。
確かに蒸留酒であるウイスキーや焼酎にはプリン体は含まれていませんが、アルコールが体内で分解される過程で、尿酸は作られます。したがって、ビールでなくても、過度の飲酒は禁物です。
また、適度のアルコールは、気分を快適にしてくれてストレス解消に役立ちますから、厳禁ということはありません。
煙草は、ニコチンによって血管が収縮しますので、高血圧の原因となります。禁煙が望ましいですね。

そしてダイエットをして、適正体重まで体重を落としましょう。
さらには、有酸素運動を継続的に行うなど、代謝をよくすることに努めましょう。
長年の習慣を変えることは大変ですが、重大な病気にはなりたくありませんよね。

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