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まず、痛風のもととなる高尿酸血症には、まったく自覚症状がありません。
それを知る方法は、血液検査による尿酸値測定だけであり、ほとんどの場合は、いざ痛風の発作が起きて通院し、尿酸値を測ったら高かったことで気づきます。

1. 高尿酸血症には症状がありません

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まず、痛風のもととなる高尿酸血症には、まったく自覚症状がありません。
それを知る方法は、血液検査による尿酸値測定だけであり、ほとんどの場合は、いざ痛風の発作が起きて通院し、尿酸値を測ったら高かったことで気づきます。

2. 私が気づいた痛風初期症状

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痛風は、激痛が始まるまでは全く無症状であると言われますが、私の場合は、発作を起こす以前の数ヶ月、「あれ?」と気づいたことが1つだけありました。これは初期症状と言えると思いますので、痛風になるのではないかと自分で思われる方は、注意して下さい。
それは、発作が起きる約半年ほど前から、左右足の親指付け根が、わずかに盛り上がってきたことです。いわば「外反母趾」のように、足を合わせたときに左右の親指関節が接する部分が、ちょっと膨らんでいたのです。痛みは全くありませんでしたが、これは、高い尿酸がその部分に結晶化していたのかもしれません。
そう思った一つの理由は、父親が痛風だったからで、そのときの私の年齢は42才。父親も私もがっちり型で、私が結婚するまでは食生活も一緒です。痛風になってもおかしくないと思いました。

3. 痛風の症状

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そんなある日の午後、膨らんでいた部分に軽い痛みと違和感を覚えました。
「これは痛風に間違いない」
と確信するもつかの間、痛みはみるみる激しくなり、夜には真っ赤に腫れ、熱を帯びはじめました。きっともう、何をやっても無駄でしょう。ただ耐えるしかなさそうです。氷をビニール袋に入れて冷やして患部に当てても、痛みはわずかに和らぐだけ、すぐに溶けてしまいます。
「人間の体って、こんなに熱を出すのか」というぐらいのものです。

そして何より、猛烈な痛みが絶え間なく続きます。痛風の痛みは「痛みの王様」と言われますが、私が体験した痛みを表現すれば、針を患部に何本も刺し、絶えず回すような痛みです。尿酸結晶は針のような形をしていますが、まるでそれが細胞に突き刺さっているかのようでした。薄手のパジャマが触っただけでも、飛び上がるように痛いです。

4.痛風の痛みは1週間続く

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これが最初の発作でしたが、本やネットで得た知識によれば、痛みは1週間前後続くということでした。気が遠くなる思いです。とにかく、立って歩くことはおろか、靴も履けないので、仕事は休みました。部屋でじっと寝ているだけで、トイレに歩くのも苦痛です。眠くなって寝ても、痛くて10分ほどで目が覚めてしまいます。テレビを見ても頭に入らない、本を読む気にもなれません。
健康のありがたさが身にしみました。

さて、発作時に気をつけるべきことは、発作中に薬を飲んではならないことです。理由は、痛風発作中に尿酸を降下させる薬を飲むと、急激に血清尿酸値が下がるために、関節内の尿酸塩結晶が関節腔内に溶け出してくるからです。

そして1週間後、急激に痛みは和らいでいきます。怪我もしていないのに痛み出し、そして何事もなかったかのように消えていくのですから、実に不思議です。
また、人によって違うとは思いますが、私の場合は親指関節の腫れがひいたあとでも、発作前と比べて関節が膨らんだままになりました。
とは言っても、普通サイズの靴もスキー靴も履けます。でも意識して見れば、明らかに膨らんでいます。痛みはありませんが、まるで骨のように固くなっており、この痛風発症によって痛風結節になってしまいました。

5.痛風の発作は繰り返しやってくる

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痛風治療薬である尿酸降下剤は、最初の発作が治まってから飲みますが、多くの場合、発作はその後も繰り返し起きます。
特徴的なのは、発作は必ず1カ所の関節に起きることで、部位としてはやはり足の親指関節が痛むことが多いようです。理由は、そこが心臓から遠く血流が悪いことと、常に冷えやすいために、尿酸が結晶化しやすいためと考えられています。
 
発作が起きた時、薬は飲んだ方がよい?

発作が起きた時に効果的なのがやはり薬です。ただ効果的であるはずの薬の服用について、いろいろなことが言われているので、ここで整理してみました。
一般的には痛風発作中にベンズブロマロンやアロプリノール等の尿酸降下薬は発作前から飲んでいる場合はそのまま飲み続け、今まで飲んでいなかった人が痛風の発作が起きて飲むことは良くないと言われています。
心配な方は発作が起きたら薬は一時服用をやめ、掛かりつけの医師に相談しましょう。
ただし肝心なことは、発作が治まったあとは薬を毎日飲むべきことです。一度痛風発作が起きた方は、薬をやめると血液中の尿酸濃度はたちまち上昇しますし、やがて体内にたまって結晶化し、腎臓をはじめ臓器を傷めます。