1.高尿酸血症には3タイプあります

痛風の原因は、血液中の尿酸濃度が高くなる「高尿酸血症」がもととなりますが、高尿酸血症には3つのタイプがあり、人それぞれ違っています。
一般的に、健常者の体内には一定量の尿酸プールがあり、安定した状態を保っています。水泳をするプールに例えて言うと、プールに入る水量とプールから排出される水量が同じになっていれば、尿酸プールの量は一定していますね。
しかしこのバランスが崩れるのが3タイプあります。それは

1. 「尿酸産生過剰タイプ」:プールに入る尿酸が増えたために、体内尿酸があふれてしまう
2. 「尿酸排泄低下タイプ」:プールの尿酸排出が少なくなり、体内尿酸があふれてしまう
3. 「混合タイプ」:プールに入る尿酸も多い、排出も少ないために体内尿酸があふれてしまう

です。痛風には、この3タイプあるということです。

1. 尿酸産生過剰タイプ

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これは、体内で作られる尿酸量が多過ぎたり、プリン体を含む食品を多く食べ過ぎたりして、結果的に体内尿酸プールがオーバーフローしてしまった状態です。プールに入る水の蛇口が大きくなったために、水が溢れているようなものです。
原因となるのは体質や肥満もありますが、それよりは食生活等の生活習慣であり、プリン体を含む食品を摂りすぎない、アルコールを控える、規則正しい生活習慣を身につける等の注意が必要です。
また治療には、体内の尿酸生成を抑える薬が用いられます。

2. 尿酸排泄低下タイプ

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腎臓からの尿酸排出量が少なくなっていることにより、尿酸を処理する能力が間に合わず、体内尿酸プールがオーバーフローしている状態です。プールに注がれる水道水は増えていなくても、出口が小さくなって水が溢れた状態です。
日本人の高尿酸血症にはこのタイプが多く、全体の約80%を占めています。
治療には、尿酸をより多く排出する薬が用いられます。

3.混合タイプ

1と2を合わせたタイプです。プールに入る尿酸の量も多い、排出も少ないということになり、体内の尿酸濃度が高くなった状態です。

2.尿酸値が高いなら適切な治療を

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尿酸値の基準値は、7と思って下さい。7を超えると高尿酸血症と言えます。
ただし、尿酸値が8や9を超えても、なかには痛風にならない方もいます。だからと言って安心してはいけません。
最も怖いことは、高尿酸血症それ自体は症状がないことであって、そうなると症状がないまま尿酸が体内のあちこちにたまってきます。
腎臓にたまれば腎臓病となり、重症になると人工透析を受けなくてはならなくなります。
また尿管に蓄積すれば尿管結石となって、耐えがたい痛みに襲われます。
皮膚にたまれば、「こぶ」状の痛風結石となって出現します。これが俗にいう「痛風の激痛」発症の原因です。

いずれも避けたいものですが、これらは適切な治療を受けることで改善させることができます。
ただし治療にあたっては、もらった薬をただ飲むだけではなく、食べ物や飲み物等の食生活、生活リズム、体重管理、運動、サプリメント、そして仕事上の付き合いや接待までも含めて、生活全般にわたる見直しと注意が必要です。
と同時に、一日2リットル程度の水を飲みましょう。
それは、血液を薄くして腎臓にかける負担を軽くすることと、排出される尿を多くして尿酸も多く排出されるようにするためです。
また、市販のサプリメントを摂る場合は利尿作用のある成分を含んだものを摂ることをお勧めします。どんな成分が良いのかは後のページで説明しますね。

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痛風は、一度かかるとなかなか治りません。なぜなら特定の臓器の病気ではなく、いわば体のバランスを崩した病気だからです。
しかし、ものは考えようです。くよくよしたり落ち込んだりすることはありません。適切な治療や生活習慣を気を付ければ上手に付き合っていくこともできますし、「痛風になったことが、健康と食生活に気をつけるきっかけになった」と思えばよいのです。
40代を過ぎて、健康診断で何も異常がないからと無頓着でいるよりは、気をつける要素があったほうがいいというものです。
まずはご自分の痛風タイプをよく知り、上手に付き合っていきましょう。

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