どんな病気でも、なりやすい人となりにくい人がいます。ここでは、痛風になりやすい人についてみていきましょう。

痛風になる前には、まず、血液中の尿酸濃度が高くなる「高尿酸血症」という病気があります。そこから痛風にかかるわけですが、では、どんな人が高尿酸血症になりやすいのでしょうか。

1.こんな食生活の人は痛風に注意

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まずは食生活です。

痛風の原因となる物質は尿酸で、それは様々な食品や飲み物に含まれる「プリン体」を分解するときに作られます。

したがって、それら食品をたくさん食べていると、尿酸の血中濃度は高くなってしまいます。

そんなプリン体が多く含まれる食品は、レバー・ホルモン・モツ類、かずのこや筋子などの魚卵、干物などが代表的なところです。先程も触れましたがお蕎麦などにも含まれているんです。

飲み物で有名なところでは、ビールですね。

しかし意外なことですが、それらの食品に比べて、牛肉のリブロースステーキや豚ロース肉に含まれるプリン体は少ないのです。

それなら、ビールを大量に飲んでも、ステーキやトンカツをたくさん食べても、大丈夫!

と思われそうですが、それは早計です。何故なら、痛風の原因は食品からだけではなく、体内で作られる尿酸のほうが多いからです。

2.肥満は痛風や高尿酸血症の原因!

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痛風になりやすい2つめのタイプは、肥満です。

尿酸は食品からだけではなく、日々の生活でも作られます。最近の研究結果では肥満体の方は普通体型の人よりも多くの尿酸を体内で生成するということがわかってきました。

ではなぜ肥満の方は痛風になりやすいのか?

まず肥満体の方は、普段から多くのカロリーを摂取しがちです。

たくさん食べる、ということは肥満の方は普段から普通体型の人よりも体内で作られる尿酸の量が多いということになります。

つまり、代謝量に対して尿酸の排出が追いついていないということなんです。

事実、痛風の患者さんに最も多く見られるのは肥満体の方であり、痩せ型で痛風になる方の割合は非常に少ないです。

3.生活習慣の改善が痛風改善に効果的

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このように、プリン体を多く含む食品を多く食べること、そして食べ過ぎて肥満体になってしまうことは、言葉をかえて言えば、生活習慣そのものであると言えるでしょう。

すなわち、肥満の元となるところに根本原因があるのです。

それは何かと言うと、普段からファストフードや味付けの濃い外食をたくさん食べたり、自宅でも夕食をたくさん食べたり、寝る前に食べたりという、高カロリーの食事と、不規則な食事リズムに原因があると言えます。

しかしなかには、仕事上の付き合いや接待など、避けて通れない場合もあることでしょう。

そういう意味で、現代人には痛風になりやすい要素がたくさんあると言えます。しかしできれば、たまには断るなどしてできるだけ少なくし、健康には注意しておきたいものです。

4.痛風と遺伝関係

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また痛風になる原因には、避けて通れないものもあります。

それは遺伝であって、父親も痛風、息子も痛風ということは比較的多く見られます。

前にも言いましたが、同じ家庭にいれば、食生活や生活リズムも近くなってくることから、痛風は遺伝すると言われている原因があるのかもしれませんね。

当然、息子さんがまだ若かったり太っていなくても父親が痛風であれば、息子さんは食生活や肥満に注意はしておきたいものですね。

5.運動不足は万病のもと!高尿酸血症には有酸素運動を!

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一般的に、運動をしない方のエネルギ消費量は、日頃から運動をしている方よりも当然少ないですね。

動不足は肥満にも直結しますから、運動をしないことは肥満にもなり、体内の尿酸生成量が増えて痛風にかかりやすくなるとも言えます。

それなら、痛風になったあとでも運動をすればいいかというと、実はそう簡単ではありません。

なぜなら、筋トレなどの無酸素運動は、尿酸を大量に作り出しますので、かえって痛風が重くなってしまいます。

したがって、ひとたび痛風になったあとは、ウォーキングや水泳など、体への負荷が少ない有酸素運動を長く続けるほうがいいでしょう。

6.痛風予防改善にはストレス発散が効果的

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最後の要因は、ストレスです。尿酸値はストレスが原因で上がることがあります。

しかし、現代社会においてストレスのない生活を送るのは、至難の業ではないでしょうか。

仕事や家庭における悩み、そこからくる食欲不振や睡眠不足は、免疫力低下をもたらし、高尿酸血症の原因になることがわかっています。

「病は気から」という言葉がそれです。

そうなると、体が正常な働きをしなくなるため、尿酸の排出がうまく行われなくなったり、尿酸が通常より多く排出されたりします。

それは、痛風の一つの原因でもあります。普段からストレスを上手に発散したり、ストレスと上手に付き合っていくことが痛風の予防改善には必要です。