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痛風という病名は、一般的に、風が吹いても患部が刺激されて痛いということからついたと言われています。何より猛烈な痛みが特徴ですが、そもそもそんな猛烈な痛みの痛風。その原因は一体何なのか、一緒に見ていきましょう。

1.痛風の原因物質はこれ!

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痛風が起きる直接の原因は、尿酸という物質です。
尿酸と言っても尿に関係あるわけではなく、尿酸は、全ての人の体に一定量ある物質です。もとをたどれば、食べ物に含まれるプリン体や、通常の生活で作られる物質です。それは血液などに溶けて体内を循環し、腎臓で尿になって排出されます。
しかし、体質などによって尿酸が多く作られたり、あるいは尿酸の排出がうまくいかなくなった場合、尿酸が体内にたまってきます。すると体内の尿酸濃度は高くなり、あちこちに結晶となって固まってきます。
その結果、白血球はそれを異物と見て攻撃します。その活動の結果、尿酸結晶が血管や神経を傷つけてしまいます。これが痛風の痛みの原因です。

痛風発症のメカニズムを例えると、水にどんどん塩を溶かしていった様子に似ています。
水に塩を加えていくと食塩水になり、最初は塩が溶けても水は透明ですね。しかし一定量に達すると、食塩は全く溶けなくなります。
痛風で言えば、溶けている食塩が血液中の尿酸であり、溶けずに目に見えている食塩が体内に蓄積した尿酸結晶となります。

2.プリン体の摂り過ぎが痛風の原因

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最近テレビや雑誌などでよく目にするプリン体。このプリン体が実はとても厄介なんです。プリン体は私たちが普段、何気なく食べたり飲んだりしているものに含まれている物質です。
そんなプリン体が多く含まれる食品、代表的なところではみなさんご存知ビールです。
よく、「痛風患者にビールはよくない」と言われるのはそのためです。また内臓肉にも多く含まれていますから、外食したときのメニューには注意する必要があります。内蔵肉とは、ホルモン、モツ、レバー、タンなどですね。ちなみにヘルシー食材の代表選手みたいに言われているお蕎麦。このお蕎麦にも結構な量のプリン体が含まれているんです。意外ですよね!

ただし、ビールやホルモン、お蕎麦からできる尿酸は、全体の3割から2割にすぎません。すなわち、残りの7割から8割は体内で作られるものなのです。したがって、ビールやホルモンが痛風に関係する割合はそう高くないとは言えます。もっとも、プリン体が多いと分かっていながら飲んだり食べたりすることは、少なめにしておいたほうがいいですよね。

3.体内生成される尿酸

(1)体質って関係あるの?

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痛風患者のほとんどは中年以上の男性で、女性はほとんど発症しません。
これから分かるように、痛風には、性別、年齢、体質等の要因があります。顔立ちや身長が人によってそれぞれ違うように、体質も人によって違っているわけです。
すなわちどんな人の体内にも尿酸はありますが、人は皆、身長や体重が違うように、体質も同じではありません。尿酸生成量が多い方もいれば、少ない方もいます。
その尿酸は、美いしいものをたくさん食べたり、アルコールの飲み過ぎなどによって多く作られます。結果、血液中の尿酸濃度は上がりますので、尿酸の結晶が関節等にくっついてしまいますね。
すなわち、女性より男性のほうが、若者より中高年のほうが、細身の方よりもがっちり型や太目の方のほうが、体内でされる尿酸量は多くなります。それに見合う量を排出しないと、当然ながら体内の尿酸濃度は高くなってしまいます。

中高年になると尿酸生成が増えるのは、齢をとってエネルギーを使わなくなってくることと、体に脂肪がついてくることによります。太っている方の尿酸量が多くなるのも、やはり代謝量が多いのが原因です。
そして、遺伝的要素もあります。作られる尿酸が多い、あるいは体内にたまりやすいというのは、遺伝することがあり、父親も息子も痛風ということが多々あります。同じ家族であれば食生活も生活習慣も似てきますよね。そういうところから遺伝するのではないかと言われています。

(2)痛風予防のために生活習慣を見直そう!

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尿酸量は、生活習慣によっても大きく変ってきます。
まずは前にも述べたように、プリン体を多く含むビールやホルモンを摂取することで、作られる尿酸量は増えてきます。
また一方で、痛風が「ぜいたく病」と言われることからも分かるように、高カロリー食、多食によっても尿酸は増えてきます。大量のアルコールを飲んでも、同じことが言えます。
すなわち、いわゆる「メタボリックシンドローム」も痛風の一つの原因となっていることは明らかです。他には、偏食、塩分過多、不規則な生活からくる精神的ストレスや睡眠不足も関わってきます。

このように痛風の原因は、食べ物や飲み物等の避けられる原因、体質や遺伝という避けられない原因があります。
毎年会社で行われている健康診断は、35才で一度血液検査をします。尿酸値は「UA」という名前で表示されることもありますから、結果には必ず目を通しておいて下さい。

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