仕事や家庭でストレスを抱え、常にイライラしている、なんていう人いますよね。「病は気から」というように、心が安定していることが身体の安定に繋がることがあります。特に高血圧というものは、無駄な心配事や、感情の起伏などが症状の悪化に繋がります。心をリラックスすることで高血圧は治りませんが、血圧の安定には効果が見られます。普段から心掛ける事が大切です。

緊張は要注意!白衣高血圧は心配なし

リラックスをして血圧を下げるということは、あくまでも一時的なものです。ストレスを軽減させていくという意味では大きな効果を持ちますが、どちらかというと、変に緊張をして血圧を高くしてしまわないようにするための方法がリラックスとなります。そのためリラックスをしていれば高血圧が改善するということではありません。

このリラックスが大切になる場面の代表的な例が、健康診断や外来診療など、特別な環境で検査をしていく場合です。外来診療などで血圧測定をするときは、人によっては非常に大きな緊張をしてしまうこともあります。緊張は直接的に血圧を高めていくことになるので、場合によっては検査のときだけ血圧が高くなってしまいます。これを「白衣高血圧」といい、本当は高血圧ではないのに、高血圧と判断されてしまいます。しかし白衣高血圧は一時的なもので、多くの場合心配ありません。血圧を測定する前に、深呼吸などをして、リラックスして測定するよう心掛けましょう。
ただし、検査の時だけどうしても血圧が高くなってしまうという人はいるはずです。このような人は、特に難しく考えず、自宅で気軽に血圧を測っていくことをオススメします。その時の血圧が検査のときの血圧とあまりに大きな違いがある場合には、しっかり図れていないというケースもありますが、毎日決まった時間に測定していれば、自分の血圧はわかっていると思います。日々の血圧測定を欠かさないようにしましょう。

しっかりと深呼吸をしていくことが大切

リラックスをしていく際に大切になるのが、深呼吸となります。この深呼吸をする際に大きく空気をしっかりと吸っていくことが大切です。腹式呼吸等が推奨されており、腹式呼吸の練習をしておくと良いでしょう。上手くできない人は、息を吸う時に無理やりおなかをふくらませるようにして腹筋に力をいれていくと良いでしょう。慣れると自然とできるようになります。

そしてもう1つ注意をしておくべきこととして、吸う時の時間よりも吐く時の時間を大切にしていくことが重要となります。自分の中の悩みを吐き出すようにしていくと良いでしょう。この腹式呼吸は当然高血圧だけでなく、精神的に落ちついていきたいと考えている場合にも効果的に利用をしていくことができます。

血圧は短時間で素早く測定をしていくこと

高血圧にならないように測定をしていくためのポイントとして測定までの時間を長くしないことです。長くなってしまうと、変に心配になってしまいそれが緊張につながってしまいやすくなります。

良い状況としては、意図しないタイミングで急に測定をし、そしてあっという間に終わってしまうことです。しかしこの場合も人によっては急に測定となり緊張してしまうことがあるので、自分のタイミングで、測定をしようとした時に素早く測定できるように調整をしておくと良いでしょう。

また緊張をして血圧が高くなるかもしれないということを、あらかじめ伝えておくのも良いでしょう。これを伝えていくことで、検査をする側としても状況を理解でき、何よりこの一言によって、緊張がほぐれていくこともあり、測定をする時に意識をしておくと良いでしょう。

自宅でもしっかりとはかり、血圧を測定することに慣れておく

緊張によって高血圧になってしまう場合、測定に慣れるというのも1つの手となります。毎日自分の家でしっかりと測定をして、高血圧になってしまわないよう、測定を自分の生活の一部にしてしまうというのも大きな意味を持ってきます。自宅での血圧の値を知ることもできるので一石二鳥となります。
自宅でも血圧が高い、何回やっても血圧が高い場合には、それは緊張によるものではなく、何か他に原因のある高血圧と判断できます。

このようなことから、病院等の健康診断の測定一回で正確な血圧を把握することはなかなか難しいのが現実です。
正常な血圧の人の場合、実は血圧が高いのに数値に出ていないだけということもあります。逆にこれまで紹介をしてきた緊張のせいで、高血圧のように見えてしまうという人もいます。リラックスできるかどうか、上手くできるかどうかで血圧というのは一時的に大きく変わってしまうことも多いです。
何回も測定をして、その平均が正常であるかどうかというのがとても重要になります。

15分の昼寝が血圧を下げる

普段イライラしてストレスを感じる事が多い人は、交感神経の働きが活発になり、血圧が上がってしまいます。そんなときは15分程度の昼寝が効果的です。昼寝と聞くと、サボっているなどのイメージがありますが、医学的な見地からも健康のために効果が高い事がわかっています。特に高血圧の人には効果的で、横になって15分もすると、血圧が下がってきます。30分で15~20mmHgほど血圧がさがり、横になることで血液を上半身に送る必要がなくなり、腎臓の血流が良くなり、血圧を上昇させるホルモンが減少します。しかし、30分以上の昼寝は、深い眠りに入っていこうとするため、オススメできません。血圧が高く、仕事などでストレスを感じている人は、1日2回程度の昼寝は血圧を下げるための効果が期待できるでしょう。

日常的にリラックスできる時間を作る

リラックスは高血圧を一時的に改善していける可能性を持つ要素ですが、日常的にリラックスできる時間を作ることはとても大切です。日常的にリラックスできる時間を作るという場合、これは決してその場しのぎではありません。緊張状態が長期的に続いてしまうことは高血圧につながりやすくなります。リラックスは改善策というよりも、予防策というように考えておくと良いでしょう。