高血圧の予防には、生活習慣の見直しが重要になってきます。定期検査で血圧の再検査をされた方ならお分かりだと思いますが、病院でも生活習慣、特に食生活を改善するよう指導されます。では一体何を改善すれば高血圧は予防できるのでしょうか。現在高血圧でお悩みの方、普段の食生活が乱れがちな方、また、運動不足を自覚している方など、これから高血圧になりそうなにも分かる安く予防法を解説していきます。

高血圧予防改善の第一歩は減塩です

高血圧と減塩というのは非常に深い関係があると言えますが、実はこの塩分が本当に高血圧の直接的な原因になっている人というのはそれほど多くないとされています。原因がわからないゆえに食生活として影響力の大きい塩が注目を受けていった結果が現状と言えるでしょう。それゆえに人によっては減塩が効果を持ってこないこともあるのでそれは知っておく必要があります。

塩を体に溜め込んでしまうことで高血圧になるとされていますが、人の体は基本的に余分なものは排泄できる機能性を持っています。つまりしっかり排泄をすることができていれば余分な塩分が体に溜まってしまうことはありません。
現状塩分を取りすぎているという人よりも塩分を適切に排泄できない人が塩分による高血圧になってしまっている可能性も十分にあり、このような人には減塩というのは大きな効果を持ってくると言えるでしょう。(同時に運動をしていくことも当然必要です)
塩分の取りすぎというのは、純粋に塩分を取りすぎてしまっている状態と、排泄と摂取のバランスが取れていないという2つのタイプがあります。
塩分を取りすぎてしまっている場合でも、運動等で積極的に排出している場合、正確には塩分のとりすぎではないので注意が必要です。運動を多くする人、激しい運動をする人は当然塩分が必要になるので、下手に減塩をしてしまうと健康に関わってきてしまいます。
(塩分が高血圧の直接的な原因になっている人はそれほど多くないと紹介しましたが、これは逆に言うと、安易に塩分と高血圧を結び付け過ぎていると言い換えることもできます。本当に塩分が高血圧の原因になっているかどうかを確認しなければ、減塩というのは意味を持たなくなってしまうだけでなく、逆に健康を害してしまうことがあるので注意が必要です)

高血圧予防改善基礎知識1 塩がいけないのではない・・?

現代では塩というのが大きく分けて2つのタイプがあることを意識している人は意外と少ないと思います。この2つのタイプとは天然の塩と精製された塩です。
この2つの塩は「塩」ですが全く別物であると言えるので注意が必要です。
天然の塩というのはミネラルが豊富に含まれており、健康を維持していく上で必須のものとなります。しかし精製された塩というのはほとんどが塩化ナトリウムでできており、これは天然の塩とは全く違うものになります。この精製された塩を取りすぎてしまうことは健康に良くないとされており、高血圧と減塩を見ていく場合、この精製された塩を減らしていくという意味合いで見ていったほうが良いでしょう。

天然塩のミネラルというのは体調を調節していく上でとても重要なものであり、血圧にも当然良い影響をもたらしてくれます。それゆえに減塩=絶対に塩分を減らすというようには考えず、精製された塩を減らしていくという考えを持っておいたほうが良いでしょう。
※天然の塩のミネラルバランスというのが健康に良いものであり、他の食品で精製された塩分を取りすぎてしまうようなことがあれば当然バランスは崩れ、天然の塩を摂取し過ぎることで健康を害してしまうことがあります。天然の塩を大量に摂取すれば病気や高血圧が治るということではありません。
あくまでも、予防をしていくという上で、天然の塩を重視し、精製された塩を減らしていくということが大切ということになります。

高血圧予防改善基礎知識2 減塩によって引き起こされる不健康

純粋にとりすぎてしまっている塩分を少なくしたは良いが、塩分を排泄する量が増えてしまえばそれは不健康のもとになります。大切なことは、自分の生活にあった塩分をしっかりと摂取していく、精製された塩ではなく天然の塩で塩分量を調節していくことです。

減塩はすれば良いというものではありません。
塩の量は減らしていても化学調味料をふんだんにつかっている健康食品もあります。これらは精製された塩以上に体にとって良くないことが多いです。また血圧に関しても良くない影響をもたらしてしまうこともあるでしょう。

いたずらに減塩をすればそれで良いということではないのでここには大きな注意が必要です。
そして大前提としてそもそも高血圧が塩分の取りすぎから起こっているのかどうかは慎重に判断をしていくべきです。

高血圧は食事の影響を強く受けます。これは塩分というよりも栄養バランスからと言えるでしょう。塩分を制御していても栄養のバランスで不具合が出てくればそれは高血圧の原因になりえるのです。
いつからは塩を摂取しなければ、つまり減塩をすれば高血圧にならない、あるいは治るということが信じられるようになりましたが、高血圧はそれほど単純なものではありません。最初にも紹介しましたが、塩が原因の単純な高血圧は非常に少ないとされています。

これまで塩の量にこだわってきた人は、塩の種類と、自分の体にあった塩の量というのを考えてみてください。また減塩食品に頼りすぎてしまっている人は、まず減塩食品に頼りすぎる生活を見直し、自分で塩の量を調節できるような食事を意識していくべきでしょう。

運動不足は高血圧の原因に

高血圧を治療していく上で運動は欠かすことができないものです。運動をすることで体の状態をリフレッシュすることができると共に、身体機能を高めていくことができます。これによって高血圧になりにくい状態を作り上げることができ、高血圧の予防に繋げていくことができます。
基本的に運動はすればするだけ良いです。難しいことを考えずに、興味のある運動をはじめてみると良いでしょう。特に若いころから運動習慣をつけておくと、身体機能がしっかりと高まっていくと同時に、病気に強い体にしていくことができます。

ただし、運動をしてはいけない人というのもいます。
それは血圧が高過ぎる人です。血圧が高過ぎると運動によって大きくなる血圧に血管が耐えられなくなり、出血や血管障害を引き起こしてしまうリスクが非常に高くなります。
高過ぎる血圧というのは、最高血圧が180前後で、最低血圧が105前後となります。この数字を超えているような場合基本的に医師から運動はしてはいけないと止められるはずです。
このような人の場合原因にもよりますが、まずは薬等でしっかりと一時的に血圧を下げてから運動をしていくことが多くなると思います。血圧というのは図らないとわからないものでありますが、自分の生活習慣で血圧が高くなっているなと感じる人もいることでしょう。そのような場合、あるいはそれまで全く運動等はしていないが、運動をしようと思っている人の場合、運動を始める前に、しっかりと運動をしても良いかどうかを確認していくことをオススメします。

運動はすればするだけ良いと紹介しましたが、禁忌の人は当然これは当てはまりません。これは普通の人よりも血圧が少し高い人に当てはまるものであり、血圧が高過ぎるというのはすでに血圧だけの問題ではないことも多く、運動ではなく専門的な治療が必要になってきていると考えることをオススメします。

運動習慣がすでにある人

運動習慣がすでにある人でも、生活のバランスが崩れてしまっていると高血圧になる可能性があります。ただ、その高血圧が病的なものであるのかどうかをしっかりと判断をしてください。運動の内容によっては単純に血管が丈夫になっていくことで生じる高血圧かもしれません。この場合、血管は硬くなりますが、これは運動の負荷に耐えられるように血管が対処した結果であり、血管の状態が悪化しているというわけではありません。
ただし、血圧の値が明らかに高過ぎるという場合には運動を控え、医師等に相談することをオススメします。病気が隠れている可能性があるので、軽視してはいけません。

運動習慣がない人

高血圧をしてきされた人というのは多くが医師の指示を受けていると思います。また仮に自宅等で図って高血圧かもしれないと思ったら一度しっかりと病院等で図ってもらうことが大切です。自宅と病院等では血圧の値が大きく異なることはあります。
高血圧であり運動習慣をつけていこうとする場合、いきなり激しい運動をするのは控えてください。
血圧どうこうの前にまず関節等を痛めてしまう可能性があり危険です。関節を痛めてしまうと運動習慣のない人であると、運動強度を間違えがちであり、どんどん状態を悪化させてしまうことも多いです。関節を痛めると運動というのは一気に困難になります。運動習慣がない人がこの状態になってしまうと、関節が治ったとしても再度運動しようという気持ちにはなれないことが多く、結果的に非常に多くのデメリットを残してしまいます。

軽い運動から徐々に始めていき、長期的に続けていくことがとても大切です。長期的に続けることができれば自然と身体強度は上がっていきます。

血圧以外に目標を作っていくことが大切

最初の内は、日常生活で体を動かしていく頻度を多くするくらいで良いです。階段を使う、車ではなく自転車を使うようにする等で十分です。次第にジョギングや筋力トレーニング等に発展していく人も多いでしょう。
このように発展をしていく場合、血圧を下げるという目的ではモチベーションが維持できなくなってしまう可能性があります。それゆえに、何か別の目標を作っておくことをオススメします。何か新しいスポーツを始めたり、誰かに見てもらえるような機会を作っていくと、体を鍛えること、運動をすることに対して高いモチベーションを維持していくことができるはずです。
最終的には、血圧を正常に戻してもしっかりと運動をしていけるようにすることがベストです。これは年齢問わず必要なことで、健康を維持していく上で大きな効果を持ってきます。

激しすぎる運動はほどほどに

一般の人がアスリート並の運動をするというのはなかなかないとは思いますが、このような激しい運動をするのはほどほどにしておきましょう。激しい運動にはしっかりとした栄養管理が必要です。アスリートは栄養管理は徹底しておこなっているのが基本です。一般の人が真似をするのは難しいです。そのような中運動量・強度だけアスリート並にしてしまうと、体を壊してしまう可能性があります。

高血圧の予防のために節酒を心掛けましょう

高血圧の人は飲酒量が多いとされています。それゆえにお酒を飲む量を少なくしていくことも高血圧に対しては効果的になるでしょう。
しかしお酒というのは、適量を飲むと血圧を下げていく効果があるので、絶対にお酒を飲まないように我慢をするというよりも、適量飲むように注意をしていくことをお勧めします。そうすれば基本的に節酒というのはできるでしょう。

お酒を飲むとついついペースが上がってしまうという人は、まず「ちびちび」飲むことを覚えていくと良いでしょう。ついつい豪快にお酒は楽しんでしまいたくなりますが、ちびちび飲むことで、お酒本来の味をしっかり楽しんでいくことができたり、少ない量でも満足感を得ていくことができる場合もあります。また何かをしながらお酒を飲んでいくのも良いです。
例えば好きな映画を見たり、ゲームをしたり等、何か熱中できるものと一緒にお酒を楽しむと、意外と飲むお酒の量というのは抑えていくことができます。(人によっては全く変わらないことがあるので全ての人にオススメできるわけではありません)
少ないお酒で満足できるようにできれば、基本的に毎日お酒を飲んでいてもそれが高血圧に強く影響をしていくことはありません。そしてこの段階に至ることができれば自然とお酒を飲まない期間を作っていけるはずです。
※肝臓のためにも本来は3日に1回は休肝日を作っていくことが良いとされています。そのためある程度お酒の量を減らしていくことができたら、高血圧だけでなく肝臓のためにもお酒を飲まない日を作っていくことをオススメします。

付き合いでお酒を飲むことが多いのが現代の社会人

会社の付き合いでお酒を飲んでいくことが多い社会人もいると思います。会社によってはほぼ毎日飲み会になるということもあるようです。特に年末年始は飲むことが仕事になる人も少なくありません。
このような人の場合当然お酒を飲む量は多くなりがちです。会社の付き合いであるため仕方がないと思ってしまいがちですが、ここは「健康重視」の意識を持っておくことがとても大切です。時には「体調不良」という嘘をついてお酒を飲まない日を作っていくことが大切です。嘘をつくことに抵抗を感じる人もいるかもしれませんが、会社の付き合いと、自分の体を守っていくための嘘というのは社会人として必要になっていく場面は多いでしょう。高血圧の予防のために是非実践してみてはいかがでしょうか。

お酒ではなくつまみで高血圧になっている場合も

お酒の飲むすぎで高血圧になっているというよりも、つまみの食べ過ぎで高血圧になっている人もいるはずです。お酒を飲んでいるとついつい、食べ物を多く食べてしまうこともあるでしょう。特にお酒がきっかけで暴食になってしまう人は注意が必要です。また締めのラーメンがとても好きという人も注意が必要です。
この場合お酒というよりもつまみ、食べ物によって高血圧になってしまっている可能性があります。(単純に塩分の取りすぎだけでなく、脂肪分等栄養の過剰摂取になってしまっている可能性があります)

このようなタイプの人はお酒の量を減らしていくというよりもつまみの量を減らしていったほうが効果的でしょう。またつまみを野菜中心にすることも大切です。ただここで盲点となってしまうのが調味料です。いくら野菜中心だからといって、ドレッシングやソースを食べ過ぎてしまうようなことになると、高血圧につながりやすくなってしまいます。

依存気味になってしまっている場合

正直高血圧以上に怖いのが、お酒に依存してしまっている状況です。この場合、お酒を食品として節酒しているのではなく、ストレス発散の道具として利用してしまっていることになります。体は、どんどんお酒に強くなっていこうとしますが、それに逆らうようにお酒の量は増えていってしまいます。

依存気味になっている場合、簡単に量を減らしていくことができなくなります。「減らそうと思って減らせる」場合には、お酒の量が多くても依存しているわけではありませんが、「減らそうと思っても減らせない」場合には依存傾向にあります。
高血圧も注意が必要ですが、依存をしてしまうと大病の元になりリスクはとても大きいです。自分で改善していくことは難しくなるので、医療機関や専門機関で集中的に治療を受けていくことをオススメします。
お酒の量が減っていくことで自然と血圧が改善していくこともあるはずです。

人によってお酒はとても楽しく、そしておいしいものです。ですが、そのお酒で健康を害してしまうようなことがあってはいけません。適量を意識し、時には自分で自制していくことが必要です。
禁酒をいきなり意識すると大きなストレスになってしまうような人はまず節酒を意識して見てください。
ただ医師から「すぐにお酒はやめるように」と警告された場合は例外です。このような場合は血圧が非情に高くなっている可能性があり、下手に運動をすることも禁止される可能性もあります。
できればこのような状態になる前に、節酒をしてお酒と血圧をコントロールできるようにしていくべきでしょう。

高血圧の原因は喫煙が大きい理由

喫煙は高血圧と強い関係を持っているとされています。喫煙というのは、体内に一酸化炭素や、ニコチンをとり入れていくことになります。このニコチンによって、交感神経が刺激されてしまい交感神経によって血圧は大きく上がっていきます。
またタバコというのは血中の酸素量低下につながり、心臓が活発的に動かなければいけない状況を作り心拍数を上げていきます。このようなことによって喫煙は血圧を上げやすくしてしまうのです。

しかし、一時的な喫煙であれば、あくまでも交感神経による影響であるため、交感神経の働きが弱くなれば、血圧は正常に戻っていきます。
しかしタバコを吸う量が多い、あるいはタバコを長期的に吸っているというような場合、血管に影響が出てきます。

タバコを多く吸っていくことで血管の内部は参加物質によってダメージを与えられます。このダメージによって血管は柔軟性を失い、硬くなりがちです。結果的にこれが動脈硬化等の血管異常につながりやすいのです。

はっきり言ってしまい、短期的な喫煙では体は大きく変化していきません。長期的にしかも大量にタバコを吸ってしまうのが良くありません。いわゆるヘビースモーカである場合喫煙のリスクというのは非情に大きくなります。
単付き合いで吸うだけ、たまに吸いたくなるという程度であれば、交感神経による血圧上昇は起こりますが、血管の異常による血圧上昇にまではいたらないでしょう。
※ただ、これは単純に喫煙の要素だけを見ていった場合です。生活習慣が乱れている、お酒を飲む頻度が多いということであれば、喫煙の頻度が少なくても高血圧になる可能性はもちろんあります。

受動喫煙は高血圧に関係あるのかどうか

受動喫煙でも、あまりにも環境がひどい場合には喫煙と同じ様に高血圧のリスクは出てきます。しかし受動喫煙で基本的に自分で吸わない人の場合、タバコの影響を受けるのは基本的に受動喫煙だけとなります。自分で積極的にタバコを吸っている人に比べて喫煙のリスクというのは基本的にはそれほど高くありません。
しかし、1日中つねに受動喫煙の環境であるという場合には、積極的に喫煙をする人と同じ、あるいはそれ以上にリスクが出てきてしまう可能性があるので、環境改善をしていくことがとても大切になります。

お酒を飲むとタバコを無性に吸いたくなる人

お酒を飲んでいくと、無性にタバコを吸いたくなる人というのは少なくないでしょう。なぜお酒を飲むとタバコを吸いたくなるのかというと、研究によってお酒のアルコールによる眠気をタバコのニコチンが抑制してくれるという結果が出てきていることになります。また同時にお酒を飲んだ時の幸福感や楽しさをタバコが増幅してくれるという結果も出てきているようであり、これらを経験することでタバコなしではお酒を十分に楽しむことができなくなっている人が、お酒の時にタバコを吸う量を多くしてしまうと考えることができます。
研究段階であり、上記が絶対に正しいということではないのですが、アルコールとニコチンは非情に大きな関係を持ってきているということはわかってきています。

アルコールも多量摂取は健康のリスクとなります。タバコも当然多く吸うと健康のリスクになります。アルコールとニコチンの関係がある以上、お酒を飲んでいく時こそタバコの量を調節していかなければいけないということでしょう。
お酒とタバコの両方で高いリスクを持ってしまうと、どちらか1つを辞めていくのも精神的に厳しくなってしまいます。
普段タバコを吸わないがお酒の時だけ多く吸ってしまうという人は、タバコの影響でお酒の量も多くなってしまいがちなので注意が必要です。

高血圧予防のためにはタバコは禁煙を心掛けたほうが良い

高血圧で医師に注意をされた場合、できるだけ禁煙を心掛けていくことをオススメします。お酒の場合程度にもよりますが、いきなり禁酒をするよりも節酒をしたほうが長く高血圧予防をしていける可能性があるのですが、喫煙の場合は喫煙を心掛けていったほうがリスクは小さくできます。
ただお酒と同じ様にいきなり全く吸わないようにしてしまうと、大きなストレスになってしまうことがあります。それゆえに人によっては禁煙治療をしていくと良いでしょう。禁煙外来と言われることもあるこの治療方法は、できるだけスムーズに禁煙をしていけるようにサポートをする治療となります。
一人ではできない禁煙も、専門家の指導を受けることで成功させやすくなります。

べヒースモーカーほど禁煙をしていくいことは難しく、付き合いで喫煙をしていかなければいけない、喫煙をしやすい環境になってしまうことはあるでしょう。お酒以上に手軽に節酒できるので、ある意味でお酒以上に辞めていくのが難しくなりがちです。しかし焦らずしっかり禁煙できれば、血管の状態というのは正常に戻っていきます。長期的な展望を持って望んでいくことが大切です。

血圧変動には注意が必要 一度の測定で判断してはいけない理由

血圧というのは常に一定ではありません。血圧は時間や過ごし方によって大きく変動をしていきます。高血圧というのはこの変動が高い数値で起こっている状態であり、常に高い数値を維持してしまっている状態となります。そのため一瞬血圧が大きく高くなったからといってそれが病気であるというわけではない点に注意が必要でしょう。

血圧は基本的に夜よりも昼に高くなります。これは体がしっかり動けるようにという体からの命令であり異常ではありません。逆によるはしっかりと休めるように血圧は比較的下がっていきます。この変動が急激な人はたとえ高血圧でなくても少し注意が必要です。変動の理由が運動等であれば問題ではないのですが、ストレス等で変動が大きくなっている場合には、要経過観察ということになるでしょう。

血圧の変動に影響を与える日常的な動作として代表的なのは、排便です。排便で力んでいくとそれだけ血圧というのは大きくなります。人によっては80近く上がっていく場合もあり、例えばもともとひどい高血圧である人が急に力んだりするとそれだけで血管障害が引き起こされるリスクがあるということです。意外と馬鹿にできない排便動作というのは高血圧である人にとって意外とリスクの高い動作になります。
また意外なところで言うと、朝起きてベッドから立とうとする場合も血圧というのはとても大きく変化していきます。50近く血圧の数値が変わっていく場合があり、急に立ち上がるという動作を辛く感じてしまう人は、ゆっくりと立ち上がっていくことが必要になります。寝ている時というのは血圧が下がりがちになるため、急に起き上がることが辛いという人は少なくありません。

気温や湿気、そして環境等の影響も強く受けるのが血圧です。それゆえに血圧を測定する場合には環境にしっかりと注意をしていかなければいけません。また血圧が異様に高いという場合、環境の影響で高くなっている可能性も当然あります。高い数値の場合何度か測定をする必要があり、できれば環境を変えて測定をしていくことをオススメします。

血圧というのは実はしっかり特定するのが難しい

血圧は一定ではなく、その人の生活や環境に大きく影響を受けます。いわゆる高血圧という人は、逆に血圧の状態をしっかりとつかめている人であり、ある意味で血圧が高い数値安定していると考えることができます。
仮面高血圧と呼ばれる人は、診察時には血圧が正常ですが、家にいる場合に血圧が高くなる人です。このような人の場合、環境によって血圧が大きく変わっているとも言え、血圧をしっかりと特定、把握することがなかなか難しいのです。場合によって純粋な高血圧の人よりも状態が悪化してしまう場合があり、意外としっかり注意しておかなければいけないタイプの血圧となります。(高血圧を治療している人に起こることもあり、一見治ったように思えてしまう点も厄介です。)
逆に診察時に血圧が高くなるが、日常生活では血圧が正常という人もいます。この人の場合単純に緊張して血圧が高くなってしまっている場合が多く、このタイプの高血圧は治療の必要は基本的にないとされています。医師に高血圧と言われたが、高血圧以外に何も問題はないという場合、このタイプの血圧であることが多く、実は何も問題がなかったということも少なくありません。

血圧はできるかぎり、家と診察の両方でしっかりと測定しておくことが必要です。そうすることで血圧の変動を把握することができるでしょう。

血圧は測り続けることが一番大切

どのような血圧のタイプでも、異常があれば必ずと言って良いほど血圧に以上が出てきます。気づけるかどうかの違いであり、血圧を定期的に測定していくことはとても大切です。変動が大きいのか小さいのかを理解することにもつながります。
ただ、血圧というのは他の検査と違って、長期的に測定をすることではじめてその効果を発揮していくと言えるでしょう。一回測定してそれで終わりということではなく、長期的に行うことがとても大切です。場合によっては測る時間を変えて測定をしていくことも良いでしょう。
血圧の平均が正常であればそれほど大きな問題はありません。一回、そして限られた状況での数値にこだわる意味というのは血圧の場合あまり意味はないのです。
ただ、変動が大きすぎる場合(非常に高い日もあれば非常に低い日もある)という場合の平均はあまりアテにならないので、測定した一回ごとの数値が大切ではないということではありません。

毎日血圧記録をつけていければベスト

測定をしているのであれば、是非それを記録として残していくべきです。毎日測定をしていくとちょっとした変化に気づきやすいように思えますが、実は逆に緩やかな変化に気づけないこともあります。(数値が1ずつ変わっていった場合、前日との差がわかりにくくなり、気づいたら1週間前とは10以上の差が出てきている可能性もなくはありません)
記録をつけていくことができれば、それまでとの差が一目瞭然となるのでとてもお勧めです。

高血圧予防にはこまめな水分補給が大切 1日1リットルの水を飲む習慣を

高血圧は水分とも大きく影響しているとされています。水分をしっかりと補給しないと血液の状態が悪くなり、それにともなって高血圧になりやすいとされています。それゆえにしっかりと水分を補給していくことも高血圧予防になるのです。

水分は意識をしていないと意外と摂取が難しくなってしまいます。また逆に意識をしていないところで摂取していけることもあるので、量というのは意外と関心を持っていないと把握できません。
水分は食べ物でしっかりと摂取していくことができるのですが、食べ物で摂取していくことが出来る量というのは、1リットルほどと言われています。一日に必要な水分量は一般的に2リットルとされているので、人によっては水分を意識して1リットル摂取していくことが求められます。

しかしこの水分量ですが、人によってマチマチです。もっと水分が必要な人もいれば、あまり水分が必要でない人もいます。それゆえに体調をしっかりと考慮して水分摂取をしていくと良いでしょう。基本的に1日1リットル、飲み物等で摂取できれば、大きく不足してしまうということは避けられるでしょう。

運動をすることが多い人は、まず熱中症等にならないように水分量を調節していくことが何より大切です。熱中症等になってしまう場合、血液の状態というのはとても悪くなっています。それゆえにしっかりと水分を補給して予防していくことは、健康どうこうの前に命を救っていくために必要なことです。運動をしている人は量というのはあまり気にせず、十分な水分量を確保していくようにしたほうが良いでしょう。(何もしていないのに大量に飲むことはオススメできません)

水分補給と言っても糖分が多く含まれているものは逆効果になってしまう場合も

糖分が多く含まれている飲み物は、気分をリフレッシュしたり、栄養補給で重宝していくことはあります。しかしこれらの飲み物を大量に飲んでしまうことは水分補給以上にデメリットを残してしまうことになるのでしてはいけません。大量の甘い飲み物を飲みすぎると糖尿病とのリスクが大きくなり、また体に対しての負担も大きくなってしまいます。水分補給をする際には糖分の量を十分に注意しておくことをオススメします。

すぐに喉がかわく場合は注意 高血圧以外の疾患も

喉がかわいた時に飲み物を飲むという人が多いかもしれませんが、できれば喉がかわく前にしっかりと水分補給をしておきたいものです。これを意識すれば水分不足ということになることは多くないでしょう。
こまめな水分補給というのはまさにこれを意味しています。
しかし人によっては、すぐに喉がかわくということもあるかもしれません。運動をしている人、暑い環境で作業をしている人、汗をかいている人はおこのような状況になっても何ら不思議ではありませんが、何もしていないのにすぐに喉がかわくという場合には、少し自分の体に関心を持って様子を見てください。
あまりにもすぐに喉がかわいてしまうということがあると、それは体の代謝異常や病気等のリスクが考えられます。あまりにも喉がかわくという場合には水分不足以外の問題があると考え、早めの受診をオススメします。

水をしっかり飲んでいるのに、高血圧になる

水分不足というのは高血圧に良くないのですが、水分不足を解決するために水分を取りすぎるのもまた高血圧につながりやすくなります。
というのも水分を取りすぎると、腎臓に大きな負担をかけてしまい、それによって血圧を高めてしまうことがあるのです。そのため水分不足が良くないという理由で水分を大量に補給しようと大量に飲むことがないように注意をしてください、
大量に飲んでいきたいという場合にはしっかりと運動をしていくことをオススメします。運動をすれば高血圧予防にもつながるので、水分をより効率的に利用をしていくことができるでしょう。(腎臓に病気を持っている場合には特に水分の量は調節していかなければいけません。多ければ良いわけではないので注意が必要となります)

自分の水分量に関心を持つと健康につながる

人の体というのは水分でできていると言っても過言ではありません。それゆえに水分の摂取量について関心を持っておくことはとても良いことです。水分の摂取量については多過ぎても少なすぎてもいけません。意外と当たり前のように摂取している水分と思われがちですが、運動頻度が少ない人は水分不足になりがちです。朝、昼、夜で定期的に摂取していけるような習慣をつければ、水分もしっかりと補給していけるはずです。同時に上述したように糖分の量にも気をつけて、摂取をしていきたいものです。水分を摂取しているようで実は糖分しか摂取していないという人も少なくないはずです。水分をあまり摂らないと自覚している方は、運動頻度を高め、水分をこまめに摂ることが高血圧予防を含む健康維持には大切です。