出産後、ほとんどの方が「完全母乳育児をしたい!」と希望していらっしゃると思います。
私も一人目を出産するときに、完全母乳育児を希望していました。けれど、実際にはいくつもの壁が待っていました。母乳育児で悩んでいる方が多いと知り、少しでも力になれればと、今回は母乳育児のコツについて説明したいと思います。

母乳の成分について

母乳は何から作られているか知っていますか?母乳は、母親の血液から作られており、その中には感染防御因子や、ビタミン、鉄分などさまざまな栄養がたくさんつまっています。

母乳が出やすくなる?妊娠中からのケア

実は、産後に母乳が出やすくなるように、妊娠中からできることがあります。それは、乳頭ケアです。切迫早産の場合はできませんが、臨月からは可能です。乳頭は、分泌物や汗などでカスがたまりやすいです。そのカスにより、栓をしてしまい、母乳が出てきにくくなったりすることがあります。オイルをつけたりして、やさしく取り除いておきましょう。
また、乳頭マッサージというものがあります。上下や左右に引っ張ったり、回したりします。その際、刺激により母乳がでてくることもあります。

母乳育児中に起こる乳頭トラブル

ほとんどの方が、経験する乳頭の痛み。普段、下着に包まれ保護していたものが、頻回な授乳によって刺激を受け、乳頭裂傷などを起こす可能性もあります。この乳頭裂傷によって、母乳育児を断念してしまう方は少なくありません。しかし、乳頭の痛みは最長でも2ヶ月ほどしか続かないようです。次第に強くなっていき、痛みも緩和されていきます。
乳頭の痛みを感じたら、傷があるか確認し、傷がある場合はまず治癒させることが大切です。産院を受診し塗り薬をもらったり、市販の動物性オイルを購入し多めに塗ったあと、ラップで保護しておくと治りが速いです。
傷がない場合は授乳前に、乳頭マッサージをして乳首をやわらかくして授乳するといいです。また、乾燥していることにより傷ができやすくなるので、オイルを塗ったりして授乳するのもいいでしょう。

母乳の出が悪いと感じる

完全母乳育児に失敗する原因となるもので同じく多いのが、出が悪いと感じるという理由です。まず、母乳は吸わせなければ出てきません。吸わせたら吸わせた分、母乳は出やすくなるようで、出ないと感じても吸わせることが大切です。出が悪いと思い、母乳の授乳回数を減らすと、かえって出にくくなり、最終的には出なくなってしまいます。

母乳外来などを受診する

母乳について悩みがある場合、母乳外来を受診したり、地域のおっぱい先生のもとに相談に行くことをオススメします。マッサージを受けたり、アドバイスをいただいたら、ほぼ完全母乳よりの混合育児になることができました。

このように、実際に上記のような理由が原因で、完全母乳を断念してしまう方がほとんどです。しかし、母乳外来にいっても、誰に相談しても「出ないと思ってもとにかく吸わせることが大事」と教わりました。
また、神経質になりすぎるとストレスが加わり余計に出が悪くなるようです。あまり考えすぎずに、自分のペースで進めていくことが大切です。