授乳は、赤ちゃんを育てる上で重要な仕事の一つ。完全母乳でも、完全ミルクでも、母乳とミルクの混合授乳でも、赤ちゃんの空腹を満たして健やかな成長を促してあげることに違いはありません。一部の人の中で信じられている「完全母乳が赤ちゃんにとって一番!」という意見を鵜呑みにせず、自分と赤ちゃんにとって最も適切な授乳方法を選びましょう。

ママたちが抱える授乳の悩み

完全母乳ママの悩み:

・ 赤ちゃんの吸う力が思った以上に強く、乳首が切れて痛かった。
・ 3カ月過ぎる頃までは、2時間程度で張ってしまい、夜中などは特に辛かった。
・ 乳腺炎になると、乳房が真っ赤に腫れ、39度の高熱が出て辛い。

完全ミルクママの悩み:

・ 母乳が出なかったため完全ミルクにしたが、哺乳瓶で飲ませるのがなかなか上手く行かず、飲ませるのにすごく時間がかかった。
・ 授乳のたびにミルクを準備するのが大変だった。夜中は特に、「母乳ならば布団から出ずに授乳できるのに…」と思ったことがしばしば。

母乳をあげるメリット

母乳には、赤ちゃんに必要な栄養がたっぷり含まれているだけでなく、「母乳を吸う」という行為も赤ちゃんの成長にとって非常に重要なものです。また、子宮収縮などお母さんの身体の回復にも役立ちます。

母乳をあげることによる主なメリット
1.免疫力を高め、感染を予防する
2.消化・吸収
3.赤ちゃんの口腔周辺の発達
4.お母さんの産後の身体の回復
5.母子のスキンシップ

ミルクもどんどん進化しています!

最近はミルクの成分の研究も進み、母乳に匹敵するほどの栄養を備えた商品が多く発売されています。赤ちゃんの口腔周辺の発達については、しっかり口を動かして吸う力を鍛えることのできる哺乳びんを選ぶことで、同じ効果を得ることができます。ミルクのみを与えていると栄養不足に陥ってしまう、と言われていたのは昔の話。母乳育児ができない理由があるのであれば、安心してミルクを与えましょう。

混合授乳とは?

混合授乳とは、母乳とミルクを併用する授乳方法のこと。最近ではこの方法を取るお母さんが増えていますね。完全母乳派のお母さんでも、いつどんな理由でミルクに頼らねばならない時がくるか分かりません。母乳もミルクも受け入れられる状態にしておくことは、赤ちゃんにとってもお母さんにとっても悪いことではないはずですよね。

混合授乳の方法

混合授乳の方法には、大きく分けて2パターンあります。1つ目は、足りない分をミルクで補う方法。まずは母乳だけをあげて、量が足りないようであればミルクもあげます。2つ目は、今回の授乳は母乳のみ、次の授乳はミルクのみと、1回の授乳でどちらかだけをあげる方法。最近よく聞くのは、夜寝る前に2つ目の方法でミルクを十分与えてお腹を満たし、朝までぐっすりと寝てもらおうというもの。しかし、この方法には注意する点があります。夜は母乳が多く生産される時間。その時間帯に授乳をしておっぱいを出さないと、身体は必要ないものと判断し作り出すことをやめてしまいます。混合授乳を成功させるには、多少辛くても夜中の授乳をしっかり行ってくださいね。

母乳がミルクかで悩んでいるお母さんは本当に多いと思います。家事に育児にと忙しいお母さんは、上手に粉ミルクを使う事がストレスにならずに済む、良い方法ではないでしょうか。また、お父さんにも積極的に育児に参加してもらうには、粉ミルクは良い方法ではないでしょうか。赤ちゃんのうちから哺乳瓶に慣らすなどして、完全母乳にこだわらない事がストレスのない育児に繋がっていきます。