みなさん「MOTTAINAI」って聞いたことありますか?日本語の「もったいない」という言葉から世界共通語のMOTTAINAIになりました。環境分野でノーベル平和賞を受賞したワンガリ・マータイさんが日本のもったいないに感銘を受け、世界に広まっていきました。今回は食育のひとつとして、MOTTAINAI日本についてお伝えします。

世界一食べ物を捨てている国

世界で一番食べ物を捨てている国はどこだと思いますか?
そうです。実は「日本」なんです!日本は食糧の輸入額も世界一、残飯も世界一。とても不名誉な結果です。
家庭では年間200万~400万トン、家庭外の事業などでは300万~400万トンも廃棄されています。食糧の多くを輸入に頼る日本ですが、そのうちの1/4は捨てられています。

世界ではお腹がすいたら食べられる環境、栄養が満ち足りている食生活を送れる人は8%しかいません。日本人はこの8%の中に入っており、とても豊かな生活をしていることがわかります。残りの92%のうち、13億人は食糧難で、8億4200万人が深刻な栄養状態になっています。日本人にとっては信じられないかもしれませんが、年間900万人が餓死しています。1日に換算すると約2万5千人もの人が亡くなっているのです。そのうちの3割は5歳以下の子どもだそうです。胸が苦しくなりますが、事実です。
日本の食糧廃棄量が年間約2200万トンなので、年間900万人の餓死者を救うことができるくらいの食糧があるということ。本当にMOTTAINAIです。
大人でも衝撃を受けるこの数字ですが、お子さんにもぜひ話してあげてください。数を大きすぎて子どもはピンとこないですよね。でも、自分がいかに恵まれた環境で育っているか、食べられることがどれだけ幸せかを一緒に考えてみましょう。

食事は残さず食べよう!

食育をしていくことで、自然と身についてほしい“食べ物への感謝の心”。野菜ひとつにしても、種をまいて、水や肥料をあげて、雑草を抜いて…長い間生産者の方が手をかけてくれたからこそ、おいしい野菜ができます。その野菜を今度は調理する人がいます。おいしく食べるためにいろいろな工夫をして出された料理は、つくった人の愛情もたっぷり入っています。
その過程を知って子どもたちが何を思うか、親としては気になりますね。普段から周りの大人が「ありがたいね」、「おいしいものを食べられて幸せだね」とお子さんと話してみてください。好き嫌いはあるかもしれませんが、頑張って食べようと努力はしてくれるかもしれませんよ。残したら“もったいない”と教えてあげるのも親の務めです。
ママが料理をつくるときもつくりすぎないように気を付けたり、別の料理にリメイクしたり、工夫しながら食材を無駄なく使い切れるようにしましょう。

いかがでしたか?
食べ物を世界一捨てている国が日本という事実は衝撃を受けますよね。それだけ日本は豊かな国で恵まれている環境ということです。しかし、世界に目を向けるとそれがどれだけもったいないことをしているかがわかります。子どもたちにも食べ物を残さず食べるようにするには、まずは大人がお手本になりましょう。ママやパパが残しているのに自分だけ残しちゃダメなんて変ですよね。毎日の食事のときに食べ物を大切に食べる気持ちを育んであげましょう。
次回で食育のすすめの連載は最後になります。
最後は「いただきます」と「ごちそうさま」の意味についてご紹介します。