第1回は現代の子どもたちの食についてお伝えしました。第2回目は「噛む」ことの大切さについてです。「卑弥呼の歯がいーぜ!」と言うフレーズを聞いたことがありますか?噛むことで得られる効果について表しているそうです。
“噛む”という行為は食べ物を細かくして、消化吸収を助けるだけ…と思っている方も多いですよね。実は噛むことは他にもさまざまな効果が隠されていたのです!今回は卑弥呼の歯がいーぜ!から噛むことの大切さについてご紹介します。

噛むことで得られる効果“卑弥呼の歯がいーぜ!

邪馬台国の女王、卑弥呼についてついてはみなさんご存知ですよね。
卑弥呼のいた弥生時代は玄米のおこわ、干物など噛みごたえのある食材が食べられており、1食で約4000回も噛んでいたそうです。日本咀嚼学会がその咀嚼回数の多さから、噛むことで得られる効果の頭文字をとって「卑弥呼のはがいーぜ!」と表しました。

・「ひ」 肥満の防止

ダイエットでもよく言われますが、よく噛むことで満腹中枢が刺激され、食べ過ぎを防止することができます。

・「み」 味覚の発達

よく噛むことで味が出てくるので、食材の本来の味を感じることができます。噛まずにすぐに飲み込むことは、味わって食べていないということなんですね。

・「こ」 言葉の発達

噛むことで顔の筋肉が発達します。顔の筋肉がつくと言葉を正しく発音できるだけでなく、表情が豊かになります。

・「の」 脳の発達

噛むときにこめかみのあたりが動きますよね?こめかみ周辺は血管がたくさん集まっている場所で、よく噛むことで血流が良くなります。その結果、脳に新鮮な血が送られ、脳の活性化につながるのです。

・「は」 歯の病気の予防

噛むことで唾液の分泌が増え、虫歯や歯周病を防ぐことができます。また、歯肉も強くなります。

・「が」 ガンの予防

この効果にはびっくりですよね!唾液の中にはペルオキシダーゼという成分が含まれています。ペルオキシダーゼは食品の発がん作用を弱めるそうです。

・「い」 胃腸の働きを促進

食品をかみ砕くことで、胃腸にかかる負担が減り、胃腸の働きを促進することができます。

・「ぜ」 全身の体力を向上

ギューっと噛みしめることは力を使う上でとても大切です。スポーツ選手はよく歯を大切にしているといいますよね?それだけ噛みしめる力は全身の体力や運動能力に影響するものなのです。

大人もよく噛もう!8020運動

大人の歯は上下合わせて(親しらずを除く)28本。
80歳になっても自分の歯を20本以上保とう!という運動が8020運動です。よく噛むことは子どもだけでなく大人になっても、おじいちゃんおばあちゃんになっても大切なこと。歯の健康を保つためにも、大人もよく噛みましょう!

いかがでしたか?
とっても覚えやすい「卑弥呼の歯がいーぜ!」。
噛むことで得られる効果がこんなにあるなんて、私も知りませんでした。どれも子どもの成長にはかかせない大切なものばかりですよね!
離乳食を始めたばかりの歯が生えていない赤ちゃんでもモグモグと口を動かしています。よく噛んで食べていたらたくさん褒めてあげてください。褒められて食事をすることで”食事は楽しい“と感じることができます。お子さんにはぜひ、噛むといいことがあるよ!と教えてあげてください。
次回は家庭菜園から学ぶ食育についてお伝えします。