shutterstock_201740495

便秘は普段の体調の中でもやってきますが、妊娠中という体にも便秘は起こりやすいです。今まで便秘になんて悩んだことなかったのに妊娠してからひどい便秘で困ったという例もあります。妊娠中の便秘って原因や対処法にはどんなものがあるのでしょうか?

妊娠中の便秘、原因は?

shutterstock_844431761

 そもそも、なぜ妊娠中に便秘になるのでしょうか?原因はたった1つではなく、いくつかあると考えられています。

1 ホルモンバランスの変化

tuhukiji09-2

 妊娠するとホルモンバランスが大きく変化します。特に、女性ホルモンの1つであるプロゲステロンが増加していきます。これは妊娠するとすべての人に起きる症状であり、妊娠している状態をしっかり維持しようとします。つまり、体が栄養を蓄えようとするんです。この時に、体全体の代謝も落ちやすくなると言われています。
 ここから、食事から摂取した栄養を逃がさないようにするため、腸の蠕動運動を鈍くさせてしまいます。これによって便秘となってしまうんです。また、体内にしっかりと水分を溜め込んでいこうとするため、便の方へ行く水分が足りなくなってしまうのも原因となっています。

2 つわりから食生活が変わる

 妊娠初期は辛いつわりに悩む人も多いです。この時期は、本当に食べられるもの、食べたいと思うものに極端に差があります。そして、どんなものを食べるかによって便の質が変わってくるのも事実です。食べられるものだけ食べていると栄養が偏るだけでなく、排便をスムーズにしてくれる食物繊維や水分が自然と不足してしまう傾向にあります。たまたま食べられるものがこれらを多く含んでいるものであれば問題ありませんが、違うものとなると便秘に悩まされるようになります。

3 ストレスや疲労

shutterstock_2811565011

 妊娠初期は特に体調の変化が現れやすいです。そして、体も落ち着くまでは慎重に過ごさないといけない時期になります。慣れない体調で疲労が溜まるだけでなく、ストレスも感じやすくなります。今までと違う体にどう対応していけばいいのか、自分自身もまだわからないという状態なので、知らないうちにストレスを溜めてしまっていることがあるんです。ここから、自律神経も乱れていきます。自律神経が乱れると腸の動きも鈍くなってしまうので、便秘へとなってしまいます。

4 運動不足

 便秘には適度な運動をとも言いますが、妊娠するとこれがそうもいかなくなります。激しく走ったりスポーツをすることはしばらくできません。できる運動といえば簡単なストレッチやウォーキングくらいでしょう。
 そして、妊娠すると今までよりも疲れやすくなるため思っている以上に運動ができなくなります。疲れやすくなるとだんだん運動をする機会も少なくなり、これが運動不足となってしまうために便秘になりやすくなっていきます。

 妊娠中の便秘にはこんな原因があったんです。特に、妊娠初期に多く見られる症状だと思うので、妊娠期間の中でも落ち着いてきた頃には便秘が改善するというケースもあります。ひとまずは、妊娠初期をどのように乗り越えるかが課題になりそうですね。

 妊娠中の便秘の対処法とは?

 妊娠中の便秘の原因には主に4つの点がありました。では、この便秘にはどのような対処法をとっていけばいいのでしょうか?以下に示すことに気をつけながら毎日を過ごしてみましょう。

1 水分をたっぷりと補給する

shutterstock_2206546781

 ただでさえ水分が不足する妊娠中です。1日2リットルが水分量の目安と言いますが、それ以上飲んでも大丈夫でしょう。ただし、飲みすぎてむくみになってしまっても困るので、様子を見ながら補給していくようにしましょう。
 朝起きたらまずはコップ一杯の水を飲んでみましょう。起きてすぐの水は腸を刺激してくれるので、朝のタイミングでお腹がすっきりする可能性もあります。水も飲みにくいというときにはお茶やスポーツドリンクなどを上手に活用してみましょう。

2 食物繊維を積極的に摂取しよう

shutterstock_189731912

 便秘に欠かせない食物繊維は妊娠中の体にも必要な栄養です。そのため、通常よりも多くしっかりと摂取していくようにしましょう。食物繊維には不溶性と水溶性の2つがありますが、両方をバランスよく取れるようにしていきましょう。不溶性食物繊維は腸を刺激して排便を促してくれます。豆類やとうもろこし、大麦、ライ麦などに豊富に含まれているので、食事に加えてみるといいでしょう。
 また、水溶性食物繊維については硬くなった便を柔らかくしてくれる働きがあります。さらに腸内環境も整えてくれるので欠かせません。海藻類や納豆などの豆類、こんにゃく、ごぼう、キウイ、アボカド、プルーンなどに含まれるのでメニューに入れていくようにすると違います。

その他にも乳酸菌を摂取したり、ウォーキング程度の運動を取り入れてみましょう。妊娠中は思うように体を動かすことができませんが、便秘を解消していくためにもできることから始めていきましょう。赤ちゃんでお腹が重たくなっていくのに、さらに便秘で辛い日々が続くのは体に大きな負担がかかっていきます。できるだけ早い段階で便秘を改善していきましょう。